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ピーター・トレメイン/修道女フィデルマの叡智

  • 2009/07/01(水) 09:45:05

修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)
修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を痛快に解き明かす傑作短編集。巡礼として訪れたローマの教会で聖餐杯のワインを飲んだ若者が急死、偶然居合わせたフィデルマが犯人を突きとめる「聖餐式の毒杯」ほか、宿屋の幽霊騒動に巻きこまれる「旅籠の幽霊」、大王位継承をめぐる事件に挑む「大王の剣」など、バラエティ豊かな5編を収録。

7世紀のアイルランドが舞台のミステリー短篇集。
「聖餐式の毒杯」「ホロフェルネスの幕舎」「旅籠の幽霊」「大王の剣」「大王廟の悲鳴」の5編を収録。

物語自体は文章も読みやすいし、謎解きも明解で判りやすくて面白かったのですが、なんとなくしっくり来ないまま読み終わってしまいました。

7世紀って言ったら今から1300年も前の時代ですよね。
(日本だったら「大化の改新」の頃ですよ!)
その割にみんな、やたら考え方が合理的過ぎませんか?
自分の利益のために宗教的、道徳的な禁忌を破って悪事を企み実行するような人々が普通に出てくることにちょっと違和感がありました。
国を動かすような高位にいる人間や、知識・教養があるような人間ならそうした言動も理解出来るのですが、そうではない一般的な人々ならばもっと「死」とか「霊」とか「タブー」に対して、大いなる恐れを抱いていたのではないのかしら?と思ってしまうんですが。
なんだかあまりにも軽々とそういう禁忌を飛び越えて犯罪を犯していることにちょっと納得出来ないなあ…という気持ちがずっとついて回っていました。

あと、聖職者には敬称(尼僧殿とか院長様とか猊下とか)を付けて呼ぶのに、それ以外の上位者(上司とか、王族とか、王様その人にも)は何の敬称も付けてないことや、その当時の慣習とか物の名前はそのままの名前で表記されているのに時間の単位が「分」だったりするのや、「アリバイ」なんて言葉が出てくるのも「なんだかな~」って感じでした。

と言っても私には「7世紀のアイルランド」についての知識は皆無で、「古い時代だったらこんな風だったに違いない」という思い込みによる考えでしかないので、単なる言いがかりかもしれませんが。(というかその可能性大?^^;)
フィデルマのように女性でもきちんと高い教育を受け性別による区別なく高い地位を与えられ社会に参加していたというのは事実のようなので、私が想像しているよりも7世紀アイルランドというのは進んだ世界だったのかもしれませんね。

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