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高橋克彦『蘭陽きらら舞』

  • 2009/05/21(木) 09:31:07

蘭陽きらら舞
蘭陽きらら舞

内容(「BOOK」データベースより)
胸にしみる人情話から背すじも凍る幽霊譚まで捕物帖の醍醐味が満載!大好評「だましゑ」シリーズ第4弾!若衆髷を結い、女と見紛う美貌だが、役者仕込の俊敏さで荒事もこなす蘭陽が、相棒の春朗(後の葛飾北斎)とともに江戸の怪事件に挑む―。

『だましゑ歌麿』から始まったシリーズの第4弾。
今回の主役は前作で登場した女形の蘭陽。

戯作者の俵蔵(のちの南北)の引き合いで休業していた舞台の仕事が回ってきて喜ぶ蘭陽。
そんな彼の行く先々で降りかかってくる事件や揉め事を春朗(のちの北斎)や北町奉行筆頭与力・仙波家の人々の助けを借りて解決していく短編集。
表題作他「はぎ格子」「化物屋舗」「出で湯の怪」「西瓜小僧」「連れトンボ」「たたり」「つばめ」「隠れ唄」「さかだち幽霊」「追い込み」「こうもり」の12編を収録。
この中で、蘭陽が役者を辞めた理由や少年の頃愛した人の話、蘭陽が抱える幕府の隠密につけ狙われるほどの秘密の話などが明らかにされていきます。

派手で短気でわがまま、だけど人情に厚く思いやり深い蘭陽と、そんな蘭陽を心配してぶつぶつ文句をいいながらも危険な場所にも一緒についていく春朗のテンポのいい会話が楽しい作品でした。

ただ、全体を通してまとまった作品にはなっているものの、1編づつが短すぎるせいか今ひとつ蘭陽に感情移入出来ずに終わってしまった感じがします。
母親を殺された少年・芳吉を引き取るあたりの話は細かく切ってしまうよりもまとまった話にしたほうがよかったのでは。


このシリーズの1作目『だましゑ歌麿』がテレビ朝日系列でドラマ化されるようです。(放送日時は未定)
歌麿が水谷豊、仙波は中村橋之助というキャスティング。
なかなか面白そうです。

テレビ朝日ドラマスペシャル だましゑ歌麿

だましゑ歌麿 (文春文庫)
だましゑ歌麿 (文春文庫)
 

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