ページ内記事タイトル一覧

≪ 北森鴻『虚栄の肖像』 ALL 今野敏『イコン』 ≫

フリーエリア

テスト中。ここはフリーエリアです。

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今野敏『神南署安積班』

  • 2009/04/11(土) 10:38:53

神南署安積班 (ハルキ文庫)
神南署安積班 (ハルキ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
人と犯罪の溢れる街、渋谷。その街を管轄とする警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、信じられない噂が流れた。交通課の速水警部補が、援助交際をしているというのだ。記者の中には、真相を探ろうとするものも現れ、署内には不穏な空気が―。刑事課の安積警部補は、黙して語らない速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが…。警察官としての生き様を描く『噂』他、8編を収録。大好評安積警部補シリーズ待望の文庫化。

13日(月)から始まるドラマ「ハンチョウ 神南署安積班」の原作本。
東京の新設の警察署・神南署に籍を置く安積警部補以下5名の強行犯係メンバーの活躍を描いた短篇集。
「スカウト」「噂」「夜回り」「自首」「刑事部屋の容疑者たち」「異動」「ツキ」「部下」「シンボル」の9編を収録。

かなりたくさんの既刊があるシリーズものらしいけど、私は今回初読。
他にもたくさんあったのですが、ドラマと同じタイトルだったし短篇で読みやすそうだったのでこれを選んでみました。
かなり面白かったです♪

警察を舞台にした作品だけど、トリック解明やアリバイ崩しなどミステリーの要素はなし。(この作品だけなのか、シリーズ全体そうなのかはまだ不明ですが)
犯人も犯行の内容も判った上で、犯人逮捕、事件解決に至るまでの安積班メンバーのさまざまなエピソードが描かれています。
そこから安積をはじめとしたメンバーのキャラクターやお互いの信頼関係が浮き彫りになっていくという構成。

安積班の個性的な刑事たちのキャラクターもそれを生かしたそれぞれのエピソードも短い枚数のなかで丁寧に描かれていてとても読みやすかったです。
安積班メンバーの人となりがすごくよく判って私のような初めての読者でもスムーズに面白く読めました。

安積警部補はちょっと「鬼平」みたいな感じですね。
個性的な部下たちを信頼して、その行動をきちんと把握していて、彼らが困っていたり失敗をしたらそれを切り開く手助けをすることが自分の仕事だと納得した上で行動している、という理想的な上司像になってます。
ただ「鬼平」みたいにカリスマ的な絶対的な力を持つというところまでは行っていないし、時折部下に対する苦手意識なども文章の中に散見されるのですが、逆にそのあたりの人間的な揺れや弱さの部分もまた魅力になっている気がします。

シリーズの他の作品もどんどん読んでいきたいと思います。
プラス、ドラマにも期待!

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。