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北森鴻『虚栄の肖像』

  • 2009/04/11(土) 10:36:23

虚栄の肖像
虚栄の肖像

内容(「BOOK」データベースより)
舞い込んだ不思議な仕事。墓前での奇妙な花宴。そこで依頼されたのは肖像画の修復。報酬は、桜を活けた古備前というが…表題作ほか、藤田嗣治の修復を依頼された佐月が偶然、十五年前に別れた恋人に再会する「葡萄と乳房」。暁斎の孫弟子らしき謎の絵師を探るうちに思わぬ真実が立ち現れる、書き下ろし「秘画師遺聞」の全三篇。北森ワールドに浸る絵画修復ミステリー傑作連作短篇集。

花師と絵画修復師の2つの顔を持つ佐月恭壱を主人公にしたシリーズの第2弾。

前作同様、恭壱に依頼された絵画を巡り周囲の人間の思惑が複雑に絡み合っていて、読んでいくうちに「???」となってしまう部分も多少あったのですが、1つの話に出てくる登場人物が整理されていた分前作よりも読みやすかったです。

恭壱の別れた恋人が登場する「葡萄と乳房」「秘画師異聞」では恭壱の過去が少しずつ明らかにされていきます。
北森さんの作品にしてはかなり官能的なイメージを含む作品になっていますが、このシリーズ全体の持つ深く暗いイメージにとても合っていると思いました。
特に彼女の恭壱への想いが全て注ぎ込まれた「秘画師異聞」は迫力がある内容で読み応え充分。
他の作品よりも物語の構成がシンプルになっていることも、その迫力を最大限に引き出していたと思います。
でも、嫌いで別れたわけじゃない昔の恋人にここまでされたら(良くも悪しくも)一生忘れられなくなってしまうだろうなあ…と思うと、かなり怖い話ではありました^^;

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