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高田崇史『QED ~ventus~熊野の残照』

  • 2008/10/19(日) 13:35:23

QED~ventus~熊野の残照 (講談社文庫 た 88-16)
QED~ventus~熊野の残照 (講談社文庫 た 88-16)

内容(「MARC」データベースより)
伝承にまつわる一寸の「?」から歴史を辿る桑原崇と棚旗奈々の旅路は、故郷を捨てた神山礼子と共に、和歌山・熊野を舞台に牛王宝印に秘められた八咫烏の正体と熊野三山の謎を解く。「QED」シリーズ第10弾。

QEDシリーズ第10弾。

今回の舞台は熊野。
タタルと奈々の勤務先の薬局が所属している学校薬剤師会の親睦旅行で熊野にやってきた、という設定。
例によって例の如く、熊野の歴史についてタタルがひたすら喋りまくってます。
で、読んでいる私のほうも例によって例の如く読んだ端からどんどん忘れていってしまい、本を閉じると「読み終わった!」とか「すごく大量な活字を見たぞ」という(変な)満足感はあるものの後に残るものは殆どなかった…という感じ。
何だかもう、面白いのかつまらないのかさえも判らない状態になってます^^;
私の頭で処理するには情報量が多すぎるんでしょうねえ。

でも、この作品はこの旅の中で殺人事件が起こったりはしないので、その点は気楽に読めたかな。

それから、物語の語り手が2人と一緒に旅行に参加している神山礼子という奈々より年下の女性で、タタルと奈々の関係(やり取り)がこの女性の目から見た形で語られているのがなかなか楽しかった。
といっても、この礼子自身が過去に秘密があり、それによって他人、特に男性に対してすごく偏見を持っているという設定なので奈々はともかく、タタルはかなりひどい言われようでちょっと可哀想に思えてしまうくらいだったけど(笑)
というか、確かに他人には理解できないような悲惨な経験をしているのかもしれないけど、それによって自分を特別視して自分以外の他人を全て低く見ている、といった態度を取る礼子は正直苦手なタイプ。
いくら「心の中で思ってるだけで、表面には出していない」と思っていたって、そんなのはちょっと付き合えば(タタルじゃなくても)すぐ見えてくるものだと思うんだけどな~。
礼子がバカにしていたおばさんたちは、そんな礼子の頑なな気持ちも全て理解した上でお節介焼いたり話しかけたりしてくれていたんじゃないかと思うんだけど。

その礼子の忌まわしい過去の真相も最後はタタルの知識+推理によって明らかになる…という結末。
いつもに比べれば血も流れないし、穏やかな雰囲気で終わる読みやすい作品でした。

でも、タタルが話した内容はもう一生思い出せないと思う。
たとえこの先実際に熊野に行ったとしても(笑)

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