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◆Date:2005年10月
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篠田真由美『東日流妖異変(つがるよういへん)』

  • 2005/10/25(火) 10:55:13

東日流妖異変
篠田 真由美
篠田真由美/東日流妖異変/4396332440

内容(「MARC」データベースより)
美貌の著述家・竜緋比古のもとに、青森の寒村に住む女子高生から手紙が届いた。荒覇吐(あらはばき)の剣、美神、そして妖しき儀式 「御還り祭」 …。竜と透子はキリスト伝説残る津軽へ向かう。

「龍の黙示録」シリーズの2作目。
前作は「何だかイマイチ…」って感じだったんだけど、これは面白かったっ!
なんたって、降りる駅を4つも乗り越してしまうくらい夢中で読んでしまうくらいだったのだ(笑)

面白さの中心は柚ノ木透子の存在。
前作ではつまらなさの中心だった透子の存在が今回はそれを面白さに変えてしまった、というわけ。
結局のところ、やっぱり彼女がキーパーソンであったことを実感。

前作では自分の思い通りに行かない悔しさや惨めさ、焦り、苛立ちなどが全て内側に向いていて、 何だかウジウジしてるばっかりでハッキリしない性格に思えてしまった透子だったけど、 この作品では彼女の中のその激しさが全て外側に向けられて物語をグイグイ引っ張っていた。
もちろん危ない場面もたくさんあるんだけど、いい感じに吹っ切れて開き直った透子の力強さが気持ちよかった。
特に後半は生きる気力を無くしてしまった龍を叱りつけて闘いの場に引きずり出すなんていう場面もあって「ああ、なるほど。 それでこそ選ばれた魂の持ち主だよね」って納得出来た。

それに比べると龍もライラ(ライル)もちょっと大人しかった。
特に龍はなんか疲れてるぞ~って感じ。
そりゃあ二千年も生きてりゃ、待つのも生きるのも疲れるだろうけど(笑)
でも、 人嫌いで寡黙で冗談なんか言わないタイプかと思っていた龍が大刀自様とのやりとりで結構ひょうきんな発言をしていたのはちょっと意外だったなあ。
あれでちょっと龍を見直した。
ああいう部分がもっと出てくると楽しくなるのに。
と言っても、「ばっかり」じゃやっぱりヤだけどね(笑)

青森県の石塔という閉ざされた小さな町を舞台とする物語もかなりオドロオドロしくて面白かった。
あれが映像だったら絶対見られないけど…(汗)

2作目が当たりだったので、早速3作目( 『唯一の神の御名』)も図書館で借りてきた。
これは時間が過去に戻っている(厩戸皇子の時代とか)らしい。
と言うことは透子は出ないのか…。
龍だけでテンションを保てるのかちょっと心配だけど、まだ500年くらいしか生きてなかった頃だから今より元気あるかな(笑)
読むのが楽しみ♪


<関連サイト>
「木工房 風来舎」「Shinoda Mayumi Official Site」

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高里椎奈『銀の檻を溶かして』

  • 2005/10/18(火) 10:50:50

銀の檻を溶かして
高里 椎奈
銀の檻を溶かして

内容(「BOOK」データベースより)
賑やかな街の一角に、その店は存在する。燻べたような色の木の板、木の壁、木の天井。まるでそこだけ時に取り残されたかのような―その店。 蒼然たる看板に大書された屋号は、『深山木薬店』。優しげな青年と、澄んだ美貌の少年と、元気な男の子の三人が営む薬種店は、だが、 極めて特殊な「探偵事務所」で…!?メフィスト賞受賞作。

う~ん…微妙な読後感。
事件に全部片が付いてエンドマークが出ても、なんとな~く納得できないこの据わりの悪さが気持ち悪いなあ。
つまらなかったというわけじゃないんだけどね。

座りの悪さの原因は、まず何よりも探偵役として出てくる3人の存在。
この『優しげな青年と、澄んだ美貌の少年と、元気な男の子』の3人組、「実は妖怪」らしいんだけど…その必然性がどこにあるのかわかんない。
確かに設定としては面白いかもしれないけどね…少なくともこの話の内容だったら別に人間以外のものである必要もないのでは? という気がするんだけど。
だって、別に人間じゃないからってそんなに特別なことが出来るわけじゃないんだよ。
例えば空が飛べたり、瞬間移動したり、超能力が使えたり、特別な武器を持っていたり…とか。
強いて言えばちょっと勘が良かったり手妻が使えたりする程度?
あ、あと恐ろしく長く生きているせいで知識はたくさんあるらしい。
でもそれだけなんだよね。
メインとなる事件との関わりも、謎への近づき方も非常に地道で人間っぽいのだ。
人の出入りを確認するために窓やドアに糸を張って回る妖怪って…(笑)
別にそれはそれでいいと思うんだけど、そうすると「じゃあ何故人間じゃなくて妖怪なのか」という最初の疑問に戻ってしまうんだよなあ。
まあ、確かに普通の20代後半の姿をしている座木(くらき) はともかく小学生にしか見えないリベザルや高校生くらいの秋が学校に行かずに探偵してられるのは妖怪だからってことなのかも知れないけど… でもだとしたら人間の姿をしている時点で周りの人間には言い訳は通じないでしょう?

もちろん「お話」なんだから何でもアリという状況もあるし、実際どんなに荒唐無稽、理不尽でもそれが納得できちゃう物語もある。
でも、それにはそれなりの説得力や迫力が欲しいところ。
「ここはこういう世界なの、問答無用!」ってね。
でもこの物語はそこまでは行ってなくて全てが中途半端なまま投げ出されてるって印象なんだなあ。

あと、会話文が時々すごく独りよがり、 思わせぶりで誰が誰に向かって何を話しているのかが全く判断出来なくなってしまう部分があったり、 物語の展開も結構無駄な部分が多かったように思う。
前半と後半のエピソードが随分バラけてしまっているようにも思えたし。

でもその、 かなり広がってしまった物語の中から細かく散らばった伏線を一つ一つ掬い上げて結末へと導く謎解き部分は丁寧で好感が持てた。

この全てをしょってるのは主役3人のキャラクターだと思うので、それにハマることが出来るかどうが作品のイメージを左右する鍵かと。


<関連サイト>
久彼山博物館(本人によるサイト。携帯用なのかな?)

林丈二『路上探偵事務所』

  • 2005/10/16(日) 10:47:44

路上探偵事務所
林 丈二
林丈二/路上探偵事務所

内容(「BOOK」データベースより)
路地を徘徊し、ネホリハホリ探査観察する。計測し記録し、尾行追跡するその目的は?発見と推理と、純粋なる探偵。現代常識人の理解を絶する、 怪人林丈二の路上探偵術。

著者が自分のやりたいことをまとめた「あれもこれもやりたい帖」の中のネタを実際にやって、その結果を掲載した『毎日グラフ』の連載をまとめたもの。

『吾輩は猫である』の猫の子孫や二十面相が隠れたマンホールを探しに行ったり、一人歩きしている犬を尾行したり、 いつの間にかまちなかから姿を消してしまった「痰壺」について考察したり、キツネうどんに乗っている油揚げの切り方を観察したり…。
こうやって書いていくと「別にどうでもいいじゃん」ってことばかりで、 実際普通に生活する中で誰でも見かけたり経験したりしてるけど敢えて注目したりしないよってことばかり。
でも、そういうものに「?」や「!」を見つけて、その謎を追いかけていく著者はすご~く幸せそうなんだよねえ。
で、またそれを読んでいるとこっちも一緒にワクワクしてきて、街の中のいろんなことに目が向くようになってくる。
「不思議」とか「謎」とかって特別な場所にあるわけじゃなくて、自分の傍にあるものなんだね。
その対象がが何であれ何かに集中している人はスゴイ、と思う。

レポートに添えられた著者が自分で撮影した写真(特に動物を写したものと、p325の「雪自動車ダルマ」は絶品!) とイラストも楽しい。
(本職はイラストレーターさんらしい)

日常の中に隠れている楽しさを教えてくれる一冊です。

高田崇史『QED ベイカー街の問題』

  • 2005/10/10(月) 09:48:42

QED ベイカー街の問題
高田 崇史
高田崇史/QED ベイカー街の問題

内容(「MARC」データベースより)
次々と惨殺されるシャーロキアン。「ホームズ譚」の解釈を巡る諍いが動機なのか? ダイイング・メッセージを読み解き犯人像に迫る、 桑原崇の推理とは…。「QED」第3弾。

今まで読んだ中では一番「<普通の>ミステリー」風味でした。
タタルの蘊蓄も特にそれだけが飛び抜けているということはなくて、純粋に(?)事件解決、 犯人の特定のための検証の一環として作用していて非常にうまくまとまっている印象。
思わず「え?タタルさん、もう喋らなくていいの?」と聞いてしまいそうになります(笑)

と言っても今回の情報量が決して「少ない」わけではないんですよね。
今までがあまりにも大量の情報を読まされてきたので、それに比べたら…ということで。
(何たって謎解きに100ページ近く使っているんですから)
なのに、こんなに普通に(笑)まとまっていると却って「物足りない」と思っているということは、 まんまと著者の術中に嵌っているということなのかな(笑)

今回は相手が「シャーロキアン」たちだったから、 いつもだったらタタルが担当することまで代わりに喋ってくれたという部分はあるのかも。

作中のタタルのセリフ、

「世界中で、シャーロキアンほど心の広いミステリーファンはいない」

には笑ってしまいました(笑)
だったら他のミステリーファンはどうなんだ、と。

ところで、物語の内容とは全く関係がないのですが、タタルって自分のことを「オレ」って呼ぶんですよね。
それが私にはなんとなく違和感があって…。
多分著者の高田氏のイメージではタタルは「オレ」と自分を呼ぶタイプの人間なんだろうと思うのですが、私は「僕」のほうが合ってるかなあ、 と。
少なくとも(奈々や小松崎と話すときはともかく)目上の人と敬語で話すときの自称(一人称)に「オレ」を使うのは違うんじゃないのかな~、 といつも読んでいて感じるのでした。
ま、余計なお世話ですが^^;


<関連サイト>
「club TAKATAKAT」(高田氏公認ファンサイト)

北村薫『ニッポン硬貨の謎』

  • 2005/10/05(水) 09:34:29

ニッポン硬貨の謎
北村 薫
北村薫/ニッポン硬貨の謎エラリー・クイーンの未発表作の原稿を北村氏が翻訳した…という体裁の作品。
所謂「パスティーシュ」ものですね。
しかもその原稿が単なる未発表作品ではなくクイーンが来日した時に遭遇した事件を書いた作品、 という設定だったりするあたりがさすが北村薫って感じでした。

詳しい人が読んだらあちこちで「おお♪」と楽しくなってしまうような仕掛けがいろいろとしてあったのだろうと思われますが、 私は残念ながらそのあたりは全く判らないので単純に「設定の面白さ」とか「翻訳作品らしさを出すための繊細な工夫」とか 「それに姿を借りた細かい笑いの種」とかを楽しんで読みました。
特にあの不気味な俳句の扱い方はかなり面白かった!(笑)
読んでいると身体がムズムズして来て「元はどんな句なんだ~!」と思わず調べたくなってしまうような居心地の悪さが絶妙でした。
更には東京創元社の翻訳物に付いているのと殆ど同じ体裁の英語表記のクレジットや、 章ごとに細かく付けられた注釈も手が込んでいて楽しかったです。

物語部分も翻訳物(のような文章)でありながらスムーズに展開を追うことが出来てとても判りやすく書かれていました。
ただ、事件そのものや謎解き、動機については私としてはあまり好きなタイプではなかったです。
この作品は「50円玉20枚の謎」の解決編の一つでもあって、そのクイーンの関わる事件が解決すると「50円玉~」 の方も答えが出るようになっています。
確かに「あの話からここまで物語が広がるのか」とその発想力、構成力に感動はするんですけどね… そのためにあの事件が起こったのかと考えると何となくちょっと違和感がありました。
(もちろん「出来不出来」を云々するなんていうおこがましいことではなくて、単に「人が殺されるのは好きじゃない」ってことです。 特に子どもは…。だったらミステリーなんか読まなきゃいいんですが…)
でもそれは私の個人的な嗜好の問題なのでどうでもいいのですが、ストーリー的に納得できなかったのは犯人逮捕に至る山場の場面。
何故あんなにも法則性を重視していた犯人がその法則をすっ飛ばして急に熊野まで来てしまうのかが今ひとつよく判らなかったし、 また何よりあんな風に自分が狙っていた相手から直接誘いをかけられてノコノコ出ていってしまう犯人の行動が理解不能でした。
(ごめんなさい、上の部分はモロにネタバレなので文字色を変えてあります。「判っちゃってもいいや」という方だけどうぞ。 反転させてお読み下さい)
この辺の感覚がよく判らないので、それまでに比べてあまりにも急な展開についていけずちょっと放り出されてしまったような感覚を持ちました。
その後クイーンが説明する動機の部分も難しくて、判ったような、判らないような…でしたし。

ということで(私には)推理小説としてはちょっとよく判らなかったというのが正直なところなのですが、 パステーシュ作品としては非常に細かいところまで工夫されているし、何より著者が「楽しんで作ってる」 という雰囲気が随所に見受けられる楽しい本でした。

冬木亮子『飛天闘神譚』

  • 2005/10/04(火) 09:24:23

飛天闘神譚―異伝・小野篁
冬木 亮子
冬木亮子/飛天闘神譚-異伝・小野篁

内容(「MARC」データベースより)
安倍晴明に先立つこと百有余年、怨霊うごめく平安京に、 七星剣を引っ提げて敢然と降り立った一人の天人があった。北斗七星君・破軍星揺光、またの名を参議小野篁-。 史実をもとに描いた壮大な歴史ファンタジー。

非業の死を遂げ平安京に祟りをなす怨霊となった早良親王の魂を怒りに任せて二度と蘇ることのないように消し去ってしまった北斗七兄弟の末子・ 破軍星揺光が、父の怒りに触れ「もっと修行してこい」と人間界に送られ転生して生まれたのが小野篁(おののたかむら)だった…という設定。
篁の生涯と彼の生きた時代の出来事を史実に基づいて描きつつ、大和の国を蹂躙しその支配下に置こうと考える悪しき神・禍津日神 (まがつひのかみ)と揺光の闘いも折り込んであるというなかなか読み応えのある歴史ファンタジーでした。

篁は転生するときに天帝から揺光としての力を封じられているので攻撃されてピンチになったりする場面もけっこうあります。
でもそこは主役ですから当然絶妙のタイミングで助け船を出してくれる人(?)が現れてうまく切り抜けていくのですが、 そういう予定調和でありつつも緩急を巧くコントロールしてハラハラ感を保ち続けている構成がとても効果的でした。

それと何と言っても人間関係の描き方が巧かったです。
死せる魂を冥界に導き再生させるのが役目でありながら好戦的で破壊的な性格であった揺光が転生した人間界で様々な人間達と出会いながら成長していくこともまたこの物語のテーマになっているため、 篁を中心に親子、友人、主従、師弟、夫婦などいろいろな関係が描かれています。
その一つ一つの描写が実に丁寧。
一度出てきた人物がその後どうなったか判らないまま全く姿を消してしまったということはなく、 主要な登場人物はみなそれぞれが物語の中で意味を持ちつつ登場し、篁と関わり、きちんと納得できる形で退場していきます。
その多くの登場人物の中でも、特に幼い頃陸奥の地で鷹狩りを教えてくれた元蝦夷の阿麻留と、 篁が遣唐使として乗り込んだ船で出会いその後篁の死後も家来として家を守ることになる石鳥との関係は優しさ、 誠実さに溢れていて心を打たれました。

ただ、 篁が生まれる前から死んだ後まで通算100年以上の間の出来事が描かれているのにその間に禍津日神との闘いは4~5回しかないのはどうなのかな、 と。
神のような存在になってしまうと(象の時間と蟻の時間のように)人間とは生きている時間のスケールが違うってことなのでしょうか。
しかもその割に手段が結構セコイのが笑えます。
だから致命傷を与えられないんですよねえ…。
あと、揺光のお兄ちゃん(泰山府君・天権)も強いならもっとマメに助けに来てくれたらいいのに…。

それより何より冥府で三千年も修行してもちっとも自分の使命を理解しなかった揺光がたった50年過ごしただけで天帝も認めるほど変わってしまうことが出来る人間界って… ある意味かなり怖いところなんじゃないでしょうか^^;

小野篁には「破軍星の下生」であり、そして「冥府判官」であるという伝説があるとのこと。
(小野家の家系図にも「閻魔庁第三の冥官」とちゃんと書いてあるらしい!)
この本では主に「破軍星の下生」としての篁が描かれていてこれはこれで面白く読んだのですが、本当は私は昼は宮廷で文官として仕事して、 夜は井戸から冥府に降りて判官の仕事をする、という働き者(?) の篁についての本が読みたかったのでその辺の記述が少なかったのがちょっと残念でした。
他に面白そうな本ないかな~。
また探してみようっと。

高橋克彦『鬼』

  • 2005/10/02(日) 10:36:20


高橋 克彦
高橋克彦/鬼

内容(「BOOK」データベースより)
平安の都で起こる怪事件の陰で跋扈する道鏡、菅原道真らの怨霊、邪鬼。弓削是雄、安倍晴明ら陰陽師の系譜を辿り、 歴史の暗部から世界を読み解いていく。藤原氏支配の礎を築いた政変"応天門の変"の謎を陰陽術で解き明かす「髑髏鬼」他、 秀逸な怪異譚全5編。 『白妖鬼』へ連なる妖かしの物語の原点がここにある。

いずれもタイトルに<鬼>の字が入る5編が収録された短篇集。
舞台となる時代が約130年に渡っているためそれぞれ登場する陰陽師も少しずつ変わっていきます。

「髑髏鬼(どくろき)」では若き日の弓削是雄とその師 滋丘川人、「絞鬼(こうき)」では前作から15年後の弓削是雄、「夜光鬼 (やこうき)」では賀茂忠行、「魅鬼(もこ)」では賀茂忠行とその子 保憲と弟子の安倍晴明、そして「視鬼」では年老いた晴明…。

どの陰陽師たちも冷静で思慮深く、奢らず我欲がなく、人々の平安こそが己の使命とわきまえた高潔な人物として描かれているし、 いたずらに術をかけたり式を使ったり、鬼と死闘を繰り広げるというような展開ではないため全体的に落ち着いた雰囲気の作品集でした。
物語も短い枚数の中できれいにまとまっておりとても読みやすかったです。

ただ、主役の陰陽師たちが割と似たタイプとして描かれているので、作品個々の面白みというのは希薄だったかも…。

その中でも「弓削是雄」の陰陽師らしからぬ逞しさ、人間くささを秘めたキャラクターはやはりちょっと異色。
この後シリーズ化されるだけのことはあります。
この作品で是雄に出会う<髑髏鬼>もシリーズの中同様ひょうきんでズーズーしいけどちゃんとやることはやるという、 いい感じに砕けたキャラクターが既に完成されています。
もしかしたら是雄よりも髑髏鬼を再登場させたくてシリーズ化したのかも?(笑)

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