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◆Date:2003年09月
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養老孟司『バカの壁』

  • 2003/09/28(日) 21:49:26

バカの壁
養老 孟司
養老孟司『バカの壁』こんなに売れている本を今更読むのもちょっと恥ずかしいのですが…(汗)
著者の話したことを口述筆記のような形で本にしたそうで、そのせいか読んでいる間は新書にしては「判りやす~い」と思ってスイスイ進んでいた。
「さすがベストセラーだけあるわ」と思いながら読み終わったら、「あれ?今何書いてあったっけ?」…。

いやはやこれが私の「バカの壁」だったのね~、と言うオチです。
憶えているのは例の数式くらいかな。
(これはすごく納得した!これを知っただけでも価値があるかも。)

ただね、私としては数式の係数がゼロ(またはマイナス)の人をどうしたらプラスに出来るかが書いてあるのかと思っていたんだけどそうじゃなかったのが残念だったかな。
(…もしかして書いてあったのかも?それさえも定かではない(汗)もう一回読もうかな~)

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石田衣良『波のうえの魔術師』

  • 2003/09/07(日) 21:44:47

波のうえの魔術師
石田 衣良
石田衣良『波のうえの魔術師』元々は私立大学を卒業したものの就職も出来ず実家から仕送りを受けながらパチンコで生計を立てる、いわば「プータロー」だった則道が、ひょんな事から株のプロである小塚老人に見いだされその技術を教え込まれる。
そしてマーケットの世界の面白さにのめり込み、老人の予想を超える柔軟さで技術を習得し、計画をサポートし、最後は師である老人に一人前のお墨付きを貰って一人旅立っていく…。



株、マーケット、銀行そして復讐…と言ういつもの石田作品っぽくないテーマを持つこの作品。
読んでいると難しい専門的な描写も多いのでそう言う部分は半分以上読み飛ばしだったんだけど、主人公の則道の気持ちとか行動とか彼の師となる謎の小塚老人を始めとした登場人物の設定というのは相変わらず上手い。
それに何と言っても則道が、いかにも石田作品の主人公らしい。

そう、この物語もまた石田氏お得意の「若者の成長物語」なのです。
石田作品の主人公の若者にはみんな共通して、その心の底に清流が流れていると思う。
いくら表面が崩れているように見えても、作品の中に出てくる青年たちはその表面に流されることなく自分を律する美しく涼やかな自分一人の流れを心の中に持っていて、それに人(登場人物たちを、そしてまた読者を)は惹きつけられる。
則道も同様で、だからこそ大勢の人の群の中から彼は小塚老人に見いだされたと言うことなんだろうな。

「何かになりたい」「自分は何かであるはずだ」と思いながら、その何かが何なのか判らないまま生きている人間は(年齢に関わらず)多い。
そんな中でマーケットと言う世界に入るきっかけとして全く面識のなかった老人(それもその道のプロ)に見いだされる青年…と言うのはある意味「シンデレラ・ストーリー」だと言える。
そしてそのために彼は後に小さくはない代償を払うことになるのだが、それによって一生を賭けられる仕事を掴まえられたのだから彼にとってはそれは正当な値だったのだろう。

お話だから「上手く行きすぎ」と言う感はもちろんあるけど…(笑)
そんなに頭良かったらその前にもうちょっとどうにかなってたんじゃないの~?と思うし、結構テキトーな生活してて 更にまだ若い割に(いくら小塚老人の教育があったとしても)センス良すぎだと思うし、人の気持ちを忖度するのとかも上手かったりするとかね。
衣良さんのセンスの良さが前面に出過ぎ、と言う箇所も時々ありました。

それから株とかマーケティング、これについての(多少の)知識がないと、この物語の本当の面白さは判らないのかも。
もちろん作品の中で説明する描写はあるので最初の頃は「ふ~ん」って読めたけど、後半に行くに従って全く知識のない私にはどんどん難しくなって読み飛ばし状態。
なので一番のクライマックスである2人による銀行への復讐が完了するシーンあたりも「う~む、何が何やら…」って感じで、どんどん盛り上がっていく気分を共有出来なかったのが寂しかったです…。

でも、その後の則道を描く余韻のあるラストは感動的でした。
特に(文庫版)286ページの真ん中にある8行の描写がすごく上手くて、読んでいてちょっと鳥肌が立ってしまったのでした。
(どんな描写かはネタバレになるのでヒミツ)
そしていつもと同じように、何が待っているかは判らないけど自分の先にある未来に向かって歩き出そうとするラストに力付けられる。
テーマがいつもよりも難しそうなので買うのをずっとためらっていたけど、面白く読めて満足な一冊でした。
やっぱり衣良さんの作品って基本的に好きだわ♪

ピーコ『ピーコ伝』

  • 2003/09/07(日) 21:41:44

ピーコ伝
ピーコ
ピーコ『ピーコ伝』読みやすくて、面白かった。

「おすぎとピーコ」って何だか気が付くとTV画面に出ているって感じで、「うるさいな~」と思いつつも思わずその会話を聞いてしまう事が多いんだけど、それはただノリで喋ってるだけじゃなくて、底にキチンと裏付けるものを持ってるからなのねと言うのが判った。

それから印象的だったのはピーコの語り口がすごく丁寧だった事。
それも普通に喋っていて丁寧と言うよりも、まるで物語を聞いているようなそんな雰囲気。
で、(もしかしたらある程度編集されているのかも知れないけど)その内容もすごく筋道がハッキリしていて判りやすかった。

う~む、かなり頭がいい人なのね。
そうでなければこんな長いこと芸能界では生きていけないものね。
聞き手の糸井重里とのやり取りも楽しい。

恩田陸『蛇行する川のほとり〈3〉』

  • 2003/09/04(木) 21:39:51

蛇行する川のほとり〈3〉
恩田 陸
恩田陸『蛇行する川のほとり〈3〉』ボリュームがあまりなかったおかげもあるけど、久しぶりに買ってすぐに集中して一気読み。

全編を「透明な哀しみ」が支配している感じで夏の終わりのこんな時期に読むのにはピッタリのお話でした。

でもいかんせん、1冊目を読んでから随分日が経っているので全体的な印象が既に薄れている…(汗)
長いお話じゃないので近いうちにまとめて全部読んでみよう。

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