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◆Date:2001年06月
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加門七海『うわさの神仏-日本闇世界めぐり』

  • 2001/06/30(土) 11:23:20

うわさの神仏―日本闇世界めぐり
加門 七海
「自他共に認める『神仏ゴシップ芸能記者』」であるところの加門七海氏が書いた神仏関係のエッセイ&ルポです。

私は怖い物が苦手なくせにこう言うの読むのは好きなのかな?と最近気が付きました。
「陰陽師」を始めとする安倍晴明関連本も結構読んでいるし、以前は荒俣宏氏の「日本妖怪巡礼団」(集英社文庫)も面白く読んだし。
「日本妖怪~」は本当に面白くて、実際にここに書かれている場所に行ってみようかと思ったくらいでした(笑)

この「うわさの神仏」も全体的な雰囲気は「日本妖怪~」に似ています。
全国の社寺仏閣やその由来などについてのエッセイと、実際にその場所を訪ねてのルポの2本立て。
この著者も神仏に対する知識とか愛情は並々ならぬものを感じます。

ただ、「日本妖怪~」に比べるとかなりライトな感じにはなっていますね。
さすがにその存在そのものが妖怪?と言えそうな(笑)荒俣氏には敵わないって所ですかね。
それにちょっとツッコミが甘い、と言うか「どうなるのかな?」と期待して読んでいると最後で肩すかしを喰うみたいな中途半端な所がそこここに…。
もうちょっとディープでも良かったんじゃないかと思うんですが。

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茅田砂胡『デルフィニア戦記14-紅の喪章』

  • 2001/06/24(日) 11:20:30

紅の喪章―デルフィニア戦記〈14〉
茅田 砂胡
13巻に続けて14巻も読了。

13巻に引き続き、色んなカップルの恋が実って行きますね。
どうにもならないのは、リィとウォル…まあ、この二人はどうにもなる気は無いのだろうが…(笑)
でもちょっとずつリィの過去が明らかになってきて、少しずつ終焉に近づいているのかな、と言う気はするな。

このシリーズの表紙のイラストはどれも綺麗だけど、この巻の手負いのリィは特にすごい!
迫力があって本屋で全巻平積みになっている中でも一番目を引きます。

茅田砂胡『デルフィニア戦記13-闘神達の祝宴』

  • 2001/06/24(日) 11:16:50

闘神達の祝宴―デルフィニア戦記〈13〉
茅田 砂胡
半年ぶりに「デルフィニア戦記」を引っ張り出してきた(笑)
この巻は半分くらいは読んであったので、そこまではざっと斜め読み。
おかげで3時間くらいで読了。

久々だったせいか、すんなり読めたし面白かった。
何でこれ、途中で放り出したんだろう?

主に王宮での、それも舞踏会とか華やかなシーンが多いけど、その中にも各国の思惑や駆け引きがふんだんに盛り込まれていて目が離せない。
それに、くるくるシーンが変わって、それぞれの場所でどんどん事件が起こって行くし。
ちょっと手前勝手な部分がなきにしもあらずかな、って所がないではないけどね。

柴田よしき『禍都』

  • 2001/06/23(土) 11:14:00

禍都
柴田 よしき
面白かったっ!
前作の「炎都」同様、色んな怪しげ(と言うか不気味)なものがウジャウジャ出てきて、京都の町を破壊、侵略しようとするのを、ヒロインの香流(かおる)を始めとした「京都を守護するさだめの者達」が迎え撃って闘う物語です。
ただ、前作では以前から日本にいて本来は人間と共存していたはずの妖怪との戦いでしたが、今回は宇宙の果てから地球を侵略するためにやって来た人間とは全く異質の「黒い神々」が相手。
なかなか一筋縄では行きません。
とは言え、香流達の方も「水龍」とか「天狗」とか「ゲッコー族」とよばれる南の島を故郷に持つ一族(彼らはヤモリの姿をしています)とか、強力な仲間たちを味方に付けているし、何より香流自身が京都の守護神たる運命を担っているわけなので、そうそう簡単にやられているわけではありません。
今回もそうした仲間たちの力を借りて一応の決着は見るのですが、この気持ち悪い奴らはまだまだ諦めそうにはないですね~^^;

前回の主役はヒロインの香流とその運命の相手である、一条帝の生まれ変わり君之だったのですが、今回の主役は「ゲッコー族」の珠星(しゅせい)と勇斗(ゆうと。こっちは人間)の恋の行方ですね。
珠星が、もう可愛いっ!
生意気で、口が達者で、わがままで、でも頑張りやで…そんな珠星に勇斗はどんどん惹かれていくのですが、なんと言っても種が違うわけだからね…(T-T)
それに…最後には「なんと、そう来たか!」ってなオチも付いています(笑)

そうそう、この話は全編化け物との命がけの戦いの記録なのですが、その所々に挟まれている細かいギャグが結構効いていて、そこも楽しいです。

次回は「黒い神々」との本格的な戦いが開始されるのでしょう。
物語の端々に沢山の布石のかけらが見え隠れして「これはどう育っていくのだろう」と期待させてくれます。
そしてついに再会した香流と君之の愛の行方は如何に?!

篠田真由美『琥珀の城の殺人』

  • 2001/06/19(火) 11:05:09

琥珀の城の殺人
篠田 真由美
「建築探偵・桜井京介シリーズ」でお馴染みの著者のデビュー作。
そのシリーズ同様、この作品でも「建物」がその事件の中心にあります。
最初からそういう嗜好の人だったんですね。
(そう言えば何かの作品のあとがきで中井英夫の「虚無への供物」について書いてあるのを読んだことがあります。
「熱烈なファンレター」のような書き方だったので興味を持って読んでみたのですが、3分の1くらいで挫折したのでした^^;)

正直、私にはちょっと荷が重い…って感じでした^^;
一応巻頭に見取り図がついてるんだけど、こんな平面図で理解出来るなら苦労しないよ…って感じ。
私の貧困な想像力では全く付いていけずに、物語前半で建物に関するヴィジュアル化は断念しました(笑)

そうなると残るのは人間関係なんだけど、これがまたすごい事になってるんだな。
探偵役&その助手(?)は置いておくとしても、それ以外の登場人物(被害者の身内)が全員が何らかの秘密とか愛憎関係を持っているので、エピソードが多すぎて全然話がまとまってこなくて(私にとっては、ですが)、結局最後に探偵が「さて」と言って説明してくれるまで何が何やらと言う状態。
更に「さて」を聞きながらも、「そんな深い事情があるなんてどうやって想像すればいいの~っ?」ってな感じでしたね(笑)

特に「え~、あの件はどうなったの?」と思ったのは、殺された伯爵の姉と伯爵の庶子の関係だなあ。
文脈からは単なる伯母と甥ってだけでなく、もうちょっと複雑というか親密な関係なのでは?と言う風に読めて、それこそが事件を解く鍵の一つなんじゃないのかな~?と思っていたのに最後は全く触れられていなかった…^^;
一体あの思わせぶりな書き方は何だったんだ~っ?!

探偵役&助手(と言うより記録係か?)も今一つ魅力に欠ける。
私的にはやっぱり京介&蒼くんの方が感情移入が出来て分かり易いです。

井上ひさし『十二人の手紙』

  • 2001/06/11(月) 11:03:37

十二人の手紙
井上 ひさし
面白かったです(^^)

タイトル通り十二人の主人公が書いた手紙を中心にした話です。
(最初と最後の話は登場人物がダブるため、お話は十三入っています)
物語の構成上、手紙だけというわけはいかず「戯曲」や「小説」なども出てきますが、すべては紙に書かれた文書、いわゆる「ドキュメント」の形になっています。
つまり「地の文」は一切無い、と言う事ですね。
この中で一番驚いたのは「赤い手」と言う作品。
この作品は殆ど「公文書」(役所などに提出する書類。例えば『出生届』とか)で成立しているんです。
手紙だけで成り立ってる話はもしかしたら他にもあるのかも知れませんが(私の記憶には残念ながら出てきませんが)、公文書だけで一人の人間の人生を描いた作品って他にないんじゃないでしょうか?
その上、それがミステリーだっていうんだから!(笑)
そう、この本は全編ミステリーなのです。
そんなに込み入った話ではありませんが、謎そのものよりも手紙という手法だからこそ現れてくるその人の裏と表や、真実と嘘などがよく表現されていると思います。

隆慶一郎『花と火の帝(上・下)』

  • 2001/06/09(土) 22:32:58


花と火の帝〈上〉
隆 慶一郎

by G-Tools
花と火の帝〈下〉
隆 慶一郎

by G-Tools
う~っ!
何だってよりによってこの作品を選んでしまったのか!(T-T)
他にも氏の作品は沢山あるようなのに。
続きはどうなるのだ~!!

この作品は隆氏の絶筆なのです。

「鬼の子孫」と呼ばれる八瀬に生まれその後の修練で超人的な力を獲得した岩介と、後水尾天皇の運命的な出会い。
そして岩介を中心とする「天皇の隠密」たち。
このメンバーはみんな当初敵側だったのを岩介が説得して自分の仲間にしていくんだけど、その経緯が泣かせます。
それと彼らに対する徹底的に悪役な(笑)徳川幕府との駆け引きや、戦闘シーンも迫力あっていいですよ~。
送り込まれて来る刺客もみんな一癖、二癖ある変なのばっかりだし(笑)

その他にも魅力的なキャラが沢山出てきます。
(特に岩介の娘で、岩介を上回る能力を秘めた「ゆき」が今後どう物語と絡んでくるのかに興味があった。)
そんなキャラクターに愛着が出て、お話が盛り上がって、盛り上がって「これからどうなるの?!」って所で終わっています。
泣くぞ(T-T)

面白い。
面白いからこそ、ここで終わってしまうのは哀しい。
作者もさぞや無念だったろうなあ…。

作者は地の文でも天皇の行動について書くときは尊敬語を使っているんですよね。
そんな所にも作者の天皇に対する考え方が表現されていたように思います。

でも、「吉原御免状」の時も思ったんだけど、最初の30ページくらいはすごく説明っぽい文章で、「これから何処に行く物語なのかな?」と取っつきにくい感じがあった。
そこを過ぎてしまえば断然面白くなってぐんぐん引き込まれるんだけどもしかしたらその30ページで読むのを辞めてしまう人もいるのかなあ、とちょっと思いました。

貫井徳郎『誘拐症候群』

  • 2001/06/03(日) 22:30:36

誘拐症候群
貫井 徳郎
面白かった(^^)

かなり色々な人物が出入りするのですが、キャラクター設定がきちんとしているので混同することもなくスムーズに読んでいけました。
そのキャラクターがそのまま伏線になっている箇所もあります。

主人公が結構地味(と言うか暗い?)な性格なのですが、それでも読ませてしまうのは他の登場人物が多彩なのとその絡ませ方が上手いからでしょうね。
それと警察組織が解明し得なかった事件を解決するために組織された『影の特殊工作チーム』のメンバー(主人公もその一人)とその捜査方法も面白かったです。
(所謂「現代版・仕事人」って感じでしょうか?)

犯人のキャラは「模倣犯」の犯人と似ています。
(「世界で自分が一番頭がいい。他のヤツはバカだ。」と信じているあたり。あそこまで徹底してないけど。)
なので最初に揺さぶりをかける時の手段は両作品、すごく似ていると思いました。
でもその後、犯人を追いつめるのに用いる手段は、この作品の方が直接的で「模倣犯」よりも私は読んでいて気持ち良かったですね。

大森望氏の解説も面白かったです。

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