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◆Date:2001年04月
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宮部みゆき『模倣犯(上・下)』

  • 2001/04/30(月) 15:37:01


模倣犯〈上〉
宮部 みゆき

by G-Tools
模倣犯〈下〉
宮部 みゆき

by G-Tools

今朝は9時くらいから、ず~っと読んでようやく終わりました。

値段も厚さもすごいけど、内容もすごかったです。
すごくつらい話です。
読後感も全然さわやかじゃないし。
でも一旦読み始めたら絶対に最後まで一気に読んでしまうと思う。
そのくらい勢いと迫力があります。

新しい登場人物が出てくると、その人物に関する描写が2ページ分くらい出てきます。
それは単に背が高いとか、神経質だ、とかではなくてちょっとした本編とは全然関係のないエピソード。
それがその人物をただの「名前」じゃなくて、そういう名前の「人」に変えていく力が見事。
そうする事で読者(特に私のように記憶力のあやふやな)は、その人物が誰だったか、どんな人だったかちゃんと理解しながらお話を追いかけて行けます。

そしてその分、物語を現実に引きつけて考えざるを得なくなります。
今は平和で当たり前の生活が、いつか突然壊されて自分の意志とは関係なくスポットライトを浴び続けなければいけない立場に自分がならないとは限らない。
今の世の中ってそういう危険と本当に紙一重の所に成り立ってるんですよね

う~ん…もっと気の利いた事書きたいんだけど、ダメですね(笑)
でも読む価値は絶対!あるので、みなさんも是非!

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林望 選『買いも買ったり』

  • 2001/04/28(土) 14:53:30

買いも買ったり
阿川 佐和子 佐藤 愛子 檀 ふみ 浅田 次郎
林望/選のエッセイ(随筆)の作品集です。

『なんらかの意味で人生の投影されている「買う」話を集めてみたいと思った』

との事で、色んな作家の「買う」話ばかりが沢山入っています。

面白かったです。
買い物の話なのにガツガツした所がなくて、読んで気持ちよくなる話ばかり入っていました。
殆どの作品が10ページくらいの長さなのがいいですね。
(エッセイなんだから当たり前?)

初めて読む作家も多かったので、「あ、この人ってこんな文章を書くのか」と興味を持った人も何人か。

ところで俳優の池部良って、画家の故・岡本太郎氏の従兄弟なんですね。
(池部氏の母親と、岡本氏の父親が兄妹)
これが一番発見だったかな(笑)

逢坂剛『まりえの客』

  • 2001/04/24(火) 14:49:56

まりえの客
逢坂 剛
この前に読んだ「完全犯罪証明書」の中の一作『雷雨の夜』の舞台となっていたのが、池袋にあるバー<まりえ>。
そこのママ(まりえ)のキャラクターが作品に不思議な雰囲気を与えていたので続きがあるなら読みたいなと思って手に取ったのがこの本でした。

タイトルから言って<まりえ>を舞台にした作品の連作なのかな、と思って読み始めたら出てくるのは表題作のみ。
勝手な思いこみとは言えちょっと肩すかしを喰った気分になってしまいました^^;

6つの短編が入っていますが、全編「男と女の物語」です。
面白くない訳じゃないけど…進んで読みたいと思うタイプの物語じゃないかな。

裏表紙に
『…すべてはなにげない日常に潜む恐ろしい罠だった。』
なんて書いてありますが、そんなにビックリする話はありません(笑)
2話目の「盗まれた風景」がちょっと怖かったかな。

ジェフリー・アーチャー『十四の嘘と真実』

  • 2001/04/15(日) 14:44:16

十四の嘘と真実
ジェフリー アーチャー Jeffrey Archer 永井 淳
ジェフリー・アーチャーは長編(「ケインとアベル」、「ロスノフスキ家の娘」)はむか~し面白く読んだ記憶があるのですが…。
この短編集はどうなんでしょう?
少なくとも私は「イマイチ」でした。
騙されものが多かったのですが、延々と騙すテクニックが書いてあって最終的にやっぱり騙されるってのはどうよ?って思っちゃったんですよね。
人って普通騙されるのって嫌いだと思うから、「騙してたつもりが騙されてた」とかそういう最後にどんでん返しがあって思わず「にやり」と笑ってしまう、みたいなのを期待しちゃったのですが。

それに短編と言う割りには長すぎるのが多かった。
中には面白いのもあったので、何が良かったのか確認してみたらやっぱりかなり短いのばかりでしたね。
(「終盤戦」、「手紙」、「似て非なるもの」、「ひとめ惚れ」など)
まあ、いずれにしても「イギリス人とは笑いのツボが違う」って事は判りました。
(これでイギリス人が笑うのかどうかは判りませんが^^;)

石田衣良『赤・黒(ルージュ・ノワール)』

  • 2001/04/14(土) 14:42:23

赤(ルージュ)・黒(ノワール)―池袋ウエストゲートパーク外伝
石田 衣良
『池袋ウエストゲートパーク』外伝です。
でもマコトは出てきません(T-T)
タカシ(King)は賑やかしにちょっとだけ(笑)
で、大活躍なのはマコトの中学の同級生サルくんです。
カッコイイです。
男は頭と度胸が良くなくちゃダメですね、やっぱり(笑)
(と言っても主役ではないのだが)

お話はかなりヤバいシチュエーションの割りには、アクションシーンは少な目でちょっと残念。
その代わりエピソードの積み重ねや伏線は面白かった。
でも最後がね~。
ちょっと上手く行きすぎ^^;
夢オチかと思っちゃったよ(笑)
大沢在昌とか馳星周だったらこうは書かないね、絶対(爆)

小野不由美『黄昏の岸 暁の天』

  • 2001/04/14(土) 14:39:51

黄昏の岸 暁の天―十二国記
小野 不由美
『十二国記』を読むと、最後の盛り上がりの辺りからずっと泣きっぱなしで、読み終わったときにはいつも「辛いことや、苦しいことも多いけど頑張ろう」って気持ちになれるんだけど、今回のはちょっと読後感が違いました。
これは「喪失」と「再生」の物語ですね。
すごく哀しくて、つらいお話です。
最後に希望は手にはいるけれど、その行く末は判らないままです。

突然の王の悲報と、信頼していた部下の裏切りに自分を支えきれず昔育った「蓬莱」に飛ばされてしまう泰麒。
そこでの彼は泰麒としての自分の存在を全く忘れ去ったまま6年の月日が流れる。

これは戴国の将軍李斎が、景国女王・陽子たちの助力を受けながらその自分を失った泰麒を探し、連れ戻し、再び戴国に戻るまでの物語です。

もちろんそれだけでも一つの物語として充分読ませるものであるのだけれど、
「戻ってからどうなるのか?」
「なぜ信頼していたものが裏切ったのか?」
「その裏切り者は戴国をどうしようとしているのか?」
そして何より「王は本当に死んだのか?」
という数々の疑問を残したまま物語は幕を閉じてしまうのです。

読み終わった瞬間に「続きが読みたい~!!」って叫びそうになってしまいました^^;
もちろんここで終わらせているのも考えがあっての事なんでしょうけど…。
(そう思いたいっ!)



最近ビジネス書(「上司が鬼にならねば~」みたいな本)が売れているらしいのですが、「そんなの読むんだったらこのシリーズを読め!」とこの作品を読むたびに思いますね。
あと政治家にも。
日本の首相も麒麟が選んでくれたらいいのになあ^^;

ナンシー関×町山広美『隣家全焼』

  • 2001/04/11(水) 14:33:47

隣家全焼
ナンシー関 町山 広美
消しゴム版画家・ナンシー関と放送作家町山広美の対談集です。
相変わらず容赦ないです(笑)

主な話題は芸能なのですが、私はこの対談を連載していた雑誌『クレア』に関する言及がスゴイ!

町山:『クレア』の定期購読者は怒ってるよ。IQが低そうな雑誌になったからもう読みませんって抗議も来てるらしいね。
ナンシー:それはすべてを言い表してる(笑)

とかね(笑)
確かに私もそう思うけど。
最近の『クレア』、犬と猫とコスメと雑貨とアジアと映画と恋愛と…でグルグル回ってるだけなんだもん^^;
まあ『クレア』としては「こんな意見さえも載せてしまう懐の広い雑誌なんだよ」って事を言いたいのかもしれないけど。

だったら、わざわざ単行本にしないで直接文庫化して欲しい。
やっぱり新鮮さが命でしょ、こういうのって。

(文章が本の内容に影響されてるなあ^^;)

光原百合『遠い約束』

  • 2001/04/01(日) 14:29:56

遠い約束
光原 百合
私はこういうノリ、好きです(笑)
大阪弁のテンポのいい会話で楽しく読めまます。
謎解きもキレイだし、その謎にまつわる周囲の人々の反応も丁寧に描写してあるし、伏線の張り方もきちんとしてるけど大げさすぎないで好感が持てました。
何よりも探偵役の3人の三者三様のキャラクターがお互いをお互いが補い合っている、という感じで物語に膨らみを持たせて魅力的にしていると感じました。

本の後ろにある広告のページが作品のキーワードになっているクイーンの本と、登場人物の一人が「好きだ」と言っていたブラウン神父シリーズだったのは単なる偶然かなあ?(笑)
読み終わった後であの広告見たら、つい「読んでみようかな」と思っちゃうよね。
創元社、上手いなぁ(笑)

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