ページ内記事タイトル一覧

◆Date:2001年01月
ALL

フリーエリア

テスト中。ここはフリーエリアです。

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大沢在昌『アルバイト探偵』

  • 2001/01/24(水) 11:34:46

アルバイト探偵(アイ)
大沢 在昌
先日読んだ「アルバイト探偵」シリーズの一作目。
短編が4つ入ってます。

軽快で、スピード感があって、面白かった。
危ないところに足や頭を突っ込んで、絶体絶命寸前って所まで行くのに最後はちゃ~んと助かっちゃうんですよね。
まあ、主役なんだから当然と言えば当然ですが(笑)
でもやられている時でも、悲壮感がない所が読んでいて気持ちいいです。
ハラハラはするけど、重~い気分にならなくて済みます。
文章のテンポがよくて、スルスルッと読めちゃうので気分転換にオススメ。

スポンサーサイト

中坊公平『私の事件簿』

  • 2001/01/21(日) 11:31:42

中坊公平・私の事件簿
中坊 公平
「住専問題」や昨年和解した「豊島産廃物問題」の担当弁護士として有名な中坊氏が、
自ら担当した事件の中から14件をピックアップしてその内容と思い出を記述した本です。

「弁護士」とか「裁判」って本やドラマでよく見るし、実生活の中でも「法律」っていうのは生きていく上で欠かすことが出来ないものだから何となく良く知っているものという錯覚があるけど実際はそれについてきちんとした知識があるわけではないんですよね。
それなのに、何故か「何かあっても誰かが守ってくれる」「正義は勝つ」とかどこかで信じている(信じたいと思っている)自分がいたりして。

この本の中で中坊氏は「国には国民を守る義務があるけれど、それをきちんと認識させるためにはそれに向かって闘わなければならない」と書いています。
そして氏はその闘う人たちに出来る限りの助力をし「ひたむきに頑張る」事が自分の務めだ、と認識しているようです。

世の中にこんな風に自分を前面に押し出さずに、報酬目当てでなしに
(住専問題ではその後処理のための会社である「住管機構」及び「整理回収機構」で社長をしていた約3年の間、全く無報酬で活動されたとのこと)
「世の中のために」働ける人がどのくらいいるでしょうか?
(こういうのってある種「才能」だと思います。私は。)
私はもちろんそんな立派な事は出来そうにないですが、せめていざという時は自分の身は自分で守るくらいの心づもりはしておきたいものだ、と思いました。

判決の内容も平易な文で書かれていて読みやすいです。
特に「森永砒素ミルク事件」での冒頭陳述、「豊島事件」での最終調停の席での挨拶文は読み応えがあります。

大沢在昌『女王陛下のアルバイト探偵』

  • 2001/01/21(日) 11:30:31

女王陛下のアルバイト探偵(アイ)
大沢 在昌
面白かったっ!(^^)
探偵小説っていうとハードボイルド過ぎて食傷してしまう事があるけど、この作品は探偵役を昔有能なスパイだった父親と現在高校生のその息子2人に分けることでそこに軽さと楽しさと若さを加味することに成功していると思います。

南国のある王国の王位継承をめぐって、官僚、軍部、宗教団体、テロリスト集団など「これでもか!」っていうほどいろんな相手を敵に回して親子探偵が活躍して、さらにそこに息子(リュウくん!)と王位継承者である王女とのラブストーリーも絡む、という贅沢な展開。

状況の切り替え、緩急の使い分けが心地いい。
一つのトラブルに片が付いてホッと一息ついたと思うと、それを待っていたかのように次のトラブルがやってくる。
そしてそれが自然な流れで出てくるんで、ついつい引き込まれてしまいます。

シリーズ物らしいので他のも読んでみようと思います。

茅田砂胡『デルフィニア戦記12-ファロットの誘惑』

  • 2001/01/19(金) 11:02:04

ファロットの誘惑―デルフィニア戦記〈12〉
茅田 砂胡
う~ん…。
セリフだけで進んでいくのってちょっと読んでいてツライです。
宮廷内での陰謀はあんまり好きじゃないな。
やっぱり戦場で戦ってる方が気分がいい。
多分リィ達もね(笑)

リィのドレス姿のイラストはキレイだった(^^)

茅田砂胡『デルフィニア戦記11-妖雲の舞曲』

  • 2001/01/17(水) 00:00:00

妖雲の舞曲―デルフィニア戦記〈11〉
茅田 砂胡
緩急で言うと、9が緩、10が急、でこの11は再び緩です。
そのメリハリがいいってのはあるかも知れないけど…なんだか物足りないんですよね。
「急」の時はすごく勢いがあって、どんどん筆のほうが先に進んでいく、ってイメージなのに、「緩」の方は著者の意図が行間に見えちゃう感じがする。
それがいいか悪いかは個人の好みなんだろうけど、一巻ごとに印象が変わるので私はなんだか居心地が悪かったりします。

さて順番的には次は「急」なんだけど、どうなるか?

茅田砂胡『デルフィニア戦記10-憂愁の妃将軍』

  • 2001/01/15(月) 00:00:00

憂愁の妃将軍―デルフィニア戦記〈10〉
茅田 砂胡
9巻はデルフィニアの首都・コーラルの王宮近辺での話が殆どだったのであまり面白くなかった。
それが最後になってデルフィニアの金・銀の鉱脈を狙って東西の隣国が一気に攻めてきて、
更に内部に謀反者が出てウォルが敵国に捕らえられる!
そしてそれを助けるためにリィは単身敵地に乗り込んで行く!と言う急展開。
それを受けてのこの10巻は「この後どうなるの~っ!」のハラハラの展開で面白かったです(^^)
結局、無事に救出されるだろう、と言うのは判っていても(笑)

今までは誰かを救出に行く時って、けっこう余裕で探して敵陣に潜り込んで助け出しちゃうってパターンが多くてちょっと物足りなかったんだけど、今回はウォルは散々いじめられるしリィもなかなかその場所が探せず更には敵対する勢力による目くらましに騙されかけたりしてスムーズに行かない所が良かったです。

しかし、一国の王を捕まえておいてその王を処刑するのに万人監視の上でライオンと対決させるってのは…。
いくらフィクション、ファンタジーとはいえすごい展開。
ま、面白かったからいいんだけど。(笑)

茅田砂胡『デルフィニア戦記9-動乱の序章』

  • 2001/01/13(土) 00:00:00

動乱の序章―デルフィニア戦記〈9〉
茅田 砂胡
最初に国王ウォルに世継ぎを産むための側室を持たせようと、王妃リィを始めとした側近がウォルをある少女の元に行かせる話。
次にリィの次女として働くシェラが、その元々所属していたファロット族の元締めファロット公爵に呼び出され出掛けていく話。
そしてそのシェラの不在中にデルフィニアにパラストが挙兵して、そこに国内の離反者が絡んでいたことを見抜けなかった王が捕虜になってしまい、その王を救うため王妃が単独で敵陣に乗り込んでいく…と言う内容。
ちょっとだけ平和で「とりあえず国内を平穏にしよう」と言う時期を過ぎて、ついに中央三国の戦いに舞台は移っていくようです。

しかし、最初の話とかはちょっとあざといかなあ、と思うのですが。
リィは「実は女ではないから、本来的な意味で『王妃』にはなり得ない」と繰り返すことで、ウォルの王としての義務である世継ぎを産む側室を持つことを納得させる。
その上でウォルに他の女性を近づける。
それも、そんなに派手だったり、美人だったりするわけではない、いかにも「ウォルでも好きになってしまうかも?」という可能性があるような女の子を持ってくるあたり…(笑)
だって読者はいくらリィが「女ではない」って判っていても、それとリィ以外の女がウォルに近づくのを許せるのは違うもんね~。
(ファンってのはそういうもんだ)
それを思わせぶりに近づけておいて、結局「そう」はならなかった…。
「何なんだ~!」って感じだよねえ^^;
まあ、もしかしたら彼女(ポーラ)はその後また登場するのかもしれないけどね。
(弟がバルロの騎士団にいるって話だし)

やっぱりこういう話は戦乱の様子のがドキドキワクワクしていいですね。
捉えられた王とそれを救いに行く女王。
そして、残された重臣たちは知力の限りを尽くして今にも襲いかかってこようとする敵国と対峙する…。
どうなる、次号!(笑)

大泉実成『消えたマンガ家-アッパー系の巻』

  • 2001/01/11(木) 00:00:00

消えたマンガ家―アッパー系の巻
大泉 実成
山本鈴美香(「エースをねらえ!」)、美内すずえ(「ガラスの仮面」)、鳥山明(「Dr.スランプ」)あたりは名前を知っていたのでそれに引かれて読み始めたけど、何だか時間の無駄だったような気が…^^;
タイトル通り「消えたマンガ家」が今どうしているかを追いかけるノンフィクションものだったんだけど、著者がかなりマニア(と言うか『オタク』?)なため、うす~いファンでしかない私は話に付いて行けなかった。
特に前述した3人以外の話は、もうちんぷんかんぷん。
「誰?それ?」ってな感じでした^^;
しかし、「山本鈴美香」、「美内すずえ」あたりを読んだだけでも、マンガ家(それも女性)が宗教に走ってしまうのは何か判る気がするな。
それに対して、男性は精神を病んでしまうって所が「男と女の生命力の差」みたいな感じで面白かった。

それにしても山本鈴美香の父親(宗教団体の会長)の話は、読んでも読んでも意味不明。
あんな話を有り難がって聞くって事自体が「病んでいる」としか言いようがない。
こことか美内すずえと横尾忠則の対談あたりは「トンデモ本」みたいな可笑しさがあった。

最後に美内に一言。どうでもいいけどさっさと『ガラスの仮面』の最終回描けよ。その方がシコ踏むよりずっと日本のためになるんだから

の一文が(私にとっては)一番説得力があったな(笑)
それも、今現在も効力があるあたり^^;

榊原喜佐子『徳川慶喜家の子ども部屋』

  • 2001/01/09(火) 00:00:00

徳川慶喜家の子ども部屋
榊原 喜佐子
徳川家最後の将軍 慶喜の孫として生まれた著者が小さい頃から書き綴った日記を元にして幼少の頃の思い出や結婚生活、第二次世界大戦の思い出をまとめた内容。
ハードカバーの頃から気になっていた本なので文庫になって嬉しい。

最初に徳川慶喜家の見取り図があるんだけど、「これが一軒の家?」ってくらい壮大な敷地なんで驚く。(三千坪の敷地に建坪千坪)
一つの町ですよ、まるで。
でもそれでも「質素」だったらしい…。
昔のお金持ちって…。(今のお金持ちも良く知らないけど^^;)

とにかく、そう言うお屋敷で育った小さい頃の様子が夢のよう。
本当に「育ちがいい」っていうのはこう言うことを言うんだろうなぁ、としみじみ考えさせられる。
「時代」と言うのもあるんだろうけど。(著者は大正10年生まれ)
日記の描写も小さい頃の方がほんわかしてて、味わいがあります。
こういう「お姫様」の育ちのお嬢さんはもっとお行儀とかうるさく言われて大人しく育ったのかと思いきや、日記の大部分が1歳下の妹と屋敷の中を鬼ごっこしたりしている描写なので驚く。
お転婆さんだったのね。

将軍の孫、幕府が崩壊してからは授爵して公爵家の子どもとして育った著者もそうだけど、そのお家に仕え、守ってきた使用人たちの誇り、とか誠意とかも今は無くなってしまったものなんでしょうね。

「人にかしずかれ労せずして暮らしていける身分にあるものには当然の義務というものがあって、自由は望んではならない、常に人への配慮を忘れてはならない、自分を律することに厳しくなければならない、と思っている」

所謂「ノブリス・オブリージ」って事ですね。
この本の中にも、周りの人に対する愛情と、気配り、感謝が随所に表現されています。

日本はどうしてこう言う文化を守ることが出来なかったのだろう、と悲しくなります。

でも、大戦の時の思い出を読むと元公爵のお嬢さんだろうが、元藩主のお嫁様だろうが、お金持ちだろうが、否応なくそこに巻き込まれていかなければならない悲惨さが感じられます。
やっぱりあの戦争が今の日本をここまで連れてきてしまったんだろうね…。

どうにかして、それを精算することは出来ないんでしょうか?
ただ、こういった昔で言えば雲の上の人だった方の思い出が本で読めるってのは、今が今だからこそでしょうけど。

梨木香歩『裏庭』

  • 2001/01/07(日) 00:00:00

裏庭
梨木 香歩
また一つ、新しい宝物を見つけた。

暖かくて、懐かしくて、切なくて、そして心がチクチクする物語だった。

照美は13歳の女の子。(最初読み始めた時は男の子かと思っていた。何となく)
レストランを経営するお父さんと、そこを手伝うお母さんとの3人暮らし。
7歳の時に、少し知恵遅れだった双子の弟、純が肺炎で急死してから、照美の家族は少しずつバラバラになって行く。
その寂しさを埋めるために、照美はふとしたきっかけで仲良くなった、クラスメイトの綾子のおじいちゃんとの時間を大切にするようになる。
ある日、そのおじいちゃんが病気で倒れてしまう。
たった一つの心の拠り所をなくすかも知れない。
不安な心は照美を昔遊んだバーンズ屋敷の庭に向かわせる。
そこは、照美の、おじいちゃんの、照美のお父さん、お母さんの、そこを知る人全てにとって特別な場所だった。
そして照美はその裏庭で「自分探し」の旅に出る…。

ファンタジーなんだけど、ただふんわりしているだけのお話じゃない。
心の底に隠してある「無かった事にしておきたいもの」を引き出されて『ちゃんと向き合わなきゃダメだよ』って言われた気分。
ただ、それは決して強引にじゃなくてね。

「傷を恐れるな」「傷に支配されるな」「傷は育てなければならない」三つ子のおばばの言葉。
「傷ついたら、傷ついた自分をごまかさずに見つめて素直にまいっていればいい」と言うレイチェルばあさん(この人物が一番好き!)の言葉。
そして旅を終えた照美が見つける「私は、もう、誰の役に立たなくてもいいんだ」と言う言葉。
色々な言葉が私に力を与える。

こんなお話にうんと若いうちに出会える人はとても幸せだと思う。
でも今出会えた私も充分に幸せだった。
どうもありがとう。

宮部みゆき『平成お徒歩日記』

  • 2001/01/05(金) 00:00:00

平成お徒歩日記
宮部 みゆき
今年一冊目。12月30日くらいから読んでいたのになかなか進まずようやく読了。
昔の人が歩いて旅をした道中をなるべく史実に沿って歩いてみよう、という企画物。
雑誌に連載されていたものらしい。

確かに企画としては面白いし、読んでいると近場だったら自分もあるいてみようかな、とも思うくらいなんだけど、作品としてはあまり「面白い」とは思わなかったな。
文章がイマイチ…。
宮部みゆきさんの作品だったのでちょっと期待してたんだけど、何だかな~…ちょっと甘ったる過ぎた。
こういう楽屋落ち的な文章ってどうも苦手なんだよね。
特に自分のことを「ミヤベ」と書くのは如何なものか…。
確かに私も時々は自分のことを名字で呼ぶけどさ、殆ど全部ってのはどうよ?
どうしても「可愛らしい自分」を演出してるように見えてしまって、鼻についたのでした。
まあ、企画にはこういう文章のがあってるんだろうけど。
だとしたら読む媒体としても文庫や単行本よりもやっぱり雑誌の方が適していたんだと思う。
雑誌で最初に読んでいればそんなに違和感が無かったのかも知れないし、そうすればまとめて読めるのを楽しみに出来たかもしれないけど。

それから以前もちょっと思った事があるような気がするけど、宮部さん洋服のセンスすごい…^^;
まだ結構若いはずなのに何故こんなオバサン服なんだろう?
もしかしたら単価は高いものなのかも知れないけど…だったらもっとおしゃれさんな服着ればいいのになあ。
って、それこそ余計なお世話ですね。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。