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◆Date:2000年08月
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香山リカ『香山リカのきょうの不健康』

  • 2000/08/31(木) 00:00:00

香山リカのきょうの不健康
香山 リカ
自分が精神的にも肉体的にもどこも悪いところがなくて「完璧に健康だ!」と思ってる人って(多分)いないと思う。
誰でもどこかしらに「これってヘン?」や「なんかおかしい」を抱いて生きてるんじゃないのかなあ?
でもその「ヘン」や「おかしい」が、ただの思い過ごしか、本当に病気かを見極めるのはとても大変。
特に精神の問題は。
病院の敷居も普通の内科や外科より高いしね。

この本は精神科医の著者が神経症で治療経験を持つ3人のミュージシャンにインタビューした本です。
自分がどのくらい「ダメ」なのか、あるいは「大丈夫」なのかの指針にはなる、のかな?

でも、話の内容とか結構難しい。
専門用語とかどんどん出て来ちゃうし。
私のようにたまに心配はするけはするけど、結局「ま、いっか~」で済ませちゃう(つまりその程度でしかない)人にはあまり関係ないかも(笑)

ちなみに「3人のミュージシャン」は鈴木慶一、高橋幸宏、大槻ケンヂです。

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有栖川有栖『朱色の研究』

  • 2000/08/28(月) 00:00:00

朱色の研究
有栖川 有栖
推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村助教授のシリーズの長編。
なかなか読み応えがあった。
伏線とかもちゃんと読者に判るように書かれているし、人物設定や謎解きも丁寧で面白かったです。

何より表紙のイラストが印象的。

椎名誠 他『発作的座談会2』

  • 2000/08/27(日) 00:00:00

発作的座談会〈2〉いろはかるたの真実
椎名 誠 木村 晋介 沢野 ひとし 目黒 考二
いや~、笑った、笑った(笑)
本読んでこんなに笑ったの久しぶりだ。

社長、イラストレイター、作家、弁護士と言う社会的にはかなりグレードの高い職業に就いていると思われる、それもいい年をしたおじさん達が繰り広げる不毛なトーク♪
昔、まだうんと若かった頃は私もただ「会話をするためだけに会話をする」って事もあったけど、最近はそんな悠長な事している余裕も相手もない。
そう考えると、(最終的に「雑誌掲載」と言う形をとる「仕事」ではあっても)、こんな話が出来る友達が4人もいるってのはすごく幸せそうである意味羨ましいな~、と思う。

本文の下に書いてある発言に対するコメントがまた笑えます(笑)

村松友視『鎌倉のおばさん』

  • 2000/08/23(水) 00:00:00

鎌倉のおばさん
村松 友視
村松友視って「私、プロレスの味方です」と言うタイトルくらいしか知らなくて、もっと軟派な文章を書く人かしら、と思っていたんだけど、この本は文章もテーマもすごく深くて読み応えがあった。

小説家でもあった祖父・梢風の愛人(作中では「道連れ」と表現)「絹江」の死によって、何年かぶりで鎌倉の2人の居宅を訪れた著者は見る影もなく荒れ果てた家に驚く。
そしてそこで梢風と絹江、そして自分を含む梢風の家族の関係を思いめぐらしていく…と言った内容。

とにかく梢風と絹江を始め、みんな個性が強い、と言うか「物語を抱えた」人々であることに驚く。
「こんな家族ってあるのね~」って。
それなのに混乱したり、不快になったりせずに読めた。
梢風の関するいくつかの本からの引用が効果的。

解説の久世光彦氏の文章もいいです。

大崎善生『聖(さとし)の青春』

  • 2000/08/16(水) 00:00:00

聖(さとし)の青春
大崎 善生
難病を抱えながら「名人位」を目指し、その天賦の才能と努力でA級にまで登り詰めながら29歳の若さで死んだ、棋士村山聖の物語です。

以前、何度も雑誌の書評で目にしていて気にはなっていたんだけど「病気物は苦手なんだよね~」と思って読まずにいた一冊。
最近、ふと思い立って読んでみました。
う~む…壮絶です。
ここまで「生きていく意味」について考える事が一瞬でもあったろうか、と自問自答させられる一冊。
でも本人もそうだけど、病気の彼にどこまでも献身的に尽くす家族と、他人なのにまるで「失った半身」のように彼に寄り添っていた師匠である森氏の存在にまた驚く。
なんか「ホントに?!」って感じがするくらい。
こういう人たちが周りにいたからこそ、彼はその高みまで行けたのだろうし、また周りも彼だからこそそこまで尽くす事ができたって事かな。

泣けます。

宮部みゆき『あやし-怪』

  • 2000/08/06(日) 00:00:00

あやし―怪
宮部 みゆき
久々に宮部みゆきのハードカバーを購入。
何だか急に読みたくなっちゃったんだよね~。

江戸時代の商家を舞台にした様々な「怪」の物語。
短編が9つ入ってます。
う~ん、わざわざハードカバー買うことも無いかな、ってのが正直な感想かな^^;
本題の怪談話(とはちょっと違うけど)よりも、それを取り巻く人間模様の鮮やかさが印象的。
市井の人の機微を描かせたら名人、は健在でした。

山藤章二『似顔絵』

  • 2000/08/05(土) 00:00:00

カラー版 似顔絵
山藤 章二
週刊朝日で「似顔絵塾」をやっている山藤章二氏が似顔絵について語った本です。
話し言葉なので読みやすいし、沢山の似顔絵がオールカラーで載っていて楽しい。
気軽に読めます。
岩波新書もこんなの出すようになったのね。

「あとがき」が山藤氏の直筆(この直筆は「直筆サイン」とか言う意味ではなく、「活字じゃない」と言う意味のほうです)で載っているのですが、その文字がすごくいい感じです。
文字も人を現しますよね。

沢木耕太郎『檀』

  • 2000/08/04(金) 00:00:00


沢木 耕太郎
『この作品は、毎週一度づつ一年間ほど、ヨソ子夫人にインタビューを重ねた著者が、妻の視点に立って『火宅の人』の作家檀一雄の姿を描き出す…という方法で書かれた。』(解説より)

読み進んでいくうちに、誰が書いているのか判らなくなる時があってそれが却って「う~ん、上手いなあ」と思わせられた。
夫人が実際にどのような文章を書くのかはともかく、やっぱり第三者の視点がなければここまでくっきりした印象は残せなかったと思う。
そしてまた、夫人の言葉で語られるからこそ踏み込める領域というのもあったと思うし。
そういうバランスが快感でした。

それから、表紙のタイトルの「檀」という文字がすごく端正で美しかった。

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