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◆Date:2000年02月
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藤野千夜『少年と少女のポルカ』

  • 2000/02/27(日) 00:00:00

少年と少女のポルカ
藤野 千夜
「結末」はあるけど、「結論」はない物語だった。
同じ男子校に通うホモのトシヒコと、オカマのヤマダ。そしてトシヒコの幼なじみで突然電車に乗れなくなったミカコの日常が、ただ淡々と描かれて終わっていく。
でもその「何もなさ」加減が気持ちいい。
確かに彼らの周りでは学校でも、家庭でも、隣近所でも色んな事件が起こっているけど、彼らはもう既にそれに悩んだりはしない。
ただあるままにそれを受け入れていく。
こういうのって一歩間違えると「だからどうした!」って感じになるけど、この作品はそうする事によって対象への愛情が感じられる結果になっていると思う。
考えてみれば、人生も「結末」はあるけど「結論」はないわけだし。

併録の「午後の時間割」もまったりした雰囲気がいい感じでした。

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北村薫『冬のオペラ』

  • 2000/02/25(金) 00:00:00

冬のオペラ
北村 薫
今まで読んだ北村薫氏の作品はどれも「ちょっと悲しいけど、人生そう捨てたものでもないからその悲しみを抱いて強く生きよう」っていう前向きな気分にさせてくれるものばかりだったんで、これもそうかと思って読んだら思いがけず「悲しくてつらい」部分が前面に出ていてちょっとうろたえてしまった。
話の作り方はいつもの北村氏の感じなんだけど…物語の結末がつらい。
確かに人生いい事ばっかりじゃないけど、でもだからこそ「そう捨てたもんじゃないよ」って思わせて欲しい。

沢木耕太郎『彼らの流儀』

  • 2000/02/16(水) 00:00:00

彼らの流儀
沢木 耕太郎
「男前」な文章であった。
冷静で、鋭敏で、姿勢が良くて、思慮深い。
そして対象を見つめる眼差しの鋭さと暖かさ。

沢木氏の名前はもう随分前から知っていたのに、どうして今まで読もうと思わなかったんだろう…と後悔さえ感じる。
これからしばらくハマりそうです。

宮本輝『ここに地終わり 海始まる』

  • 2000/02/14(月) 00:00:00

ここに地終わり海始まる〈上〉
宮本 輝
本屋で初めて見かけてから買うまでも、買ってから読み始めるまでもかなり時間がかかったのに、読み始めたら「あっ」という間でした。

「物語」は「人」と「人」が出会う所から始まるのね、ってのが一番素直な感想かな。
でも、実際にこんなに簡単に物語が始まる事ってあるんだろうか?
(ま、これは小説なんだから、始まらなかったら意味ないけど)
私なんか三十数年元気に生きてるってのに、ちっとも物語が始まる気配もないのはどういう事?(笑)

しかし、「男気があって、不器用だけど嘘はつかない」男より、「嘘吐きで逃げ場ばかり探してて、『まったく、しょーがないな。こいつ』」ってヤツの方がモテてしまうのは何故?

それとダテコのローマにいたお兄さんと梶井ってもっと絡んでくるのかと思ったら、お兄さんはその後殆ど出てこなくなってしまったのがちょっと気になったんですが、私の考えすぎ?

東野圭吾『名探偵の呪縛』

  • 2000/02/08(火) 00:00:00

名探偵の呪縛
東野 圭吾
図書館を訪れた作家が何時の間にか別世界に迷い込んでしまい、更に自分の書いた推理小説の探偵になっていた。
その世界で次々に殺人事件が起こるが、そこは「本格推理」という概念がない世界だった…。
という内容なので、最初はパロディかと思って読んでいたんだけど、最後は「本格推理」とそれを目指した若き日の自分へのオマージュ、と言った終わり方。
そこを自然に繋げてしまう所に感心した。
ただ、それが作品をどっちつかずにしてるって気もするけどね^^;

京極夏彦『どすこい(仮)』

  • 2000/02/06(日) 00:00:00

どすこい(仮)
京極 夏彦
ふざけてる(笑)
でも、私はこういう下らなさって嫌いじゃないな。
特に会話が多くなってくる3話目以降が俄然面白い。
ただ1900円出すだけの価値があるかどうか、ってのは疑問ですが^^;

本の雑誌社編集部『活字探偵団』

  • 2000/02/04(金) 00:00:00

活字探偵団
本の雑誌編集部
面白かった。
でもこれって出典がかなり古い(5~10年以上前)んですね。
こんなに古いと、これを読んで「あ、この本面白そう」と思ってもその本が今売ってるかどうか分からないのが多いのでは?
楽しそうな本が沢山紹介されていたので、その辺がちょっと残念でした。
でも逆に今だったらパソコンのデータベースで簡単に調べられそうな事でも、このくらいの時期だと一つ一つ文献に当たって調べたんだろうなあ、と言うような苦労がしのばれてほのぼのしてしまいました(^^)
個人的には「赤江瀑の本の殆どが絶版になっている」と言うのに驚いた。
私は高校~20代前半くらいまですごく好きで、本屋で文庫を見かける度に買って読んでいたのであそこに載っていたリストの半分以上は読んでました。
最近は読んでいなかったけど、今でも売っているとばかり思っていた…。
そんなに絶版になっていたなんて…ショックだなあ。

乃南アサ『凍える牙』

  • 2000/02/02(水) 00:00:00

凍える牙
乃南 アサ
前にも書いたように人間関係が重かった。
職場だけかと思ったら、家族もだったので読んでいてホントつらかった。
その分、ラスト近くのそういった「しがらみ」を全て忘れて(一瞬だとしても)の追跡劇のシーンは印象的。
もしかして、全てはあのシーンを書くための布石だったのか…と思わせるくらい。
でもこの季節に読むには寒すぎた。
(作中の季節も晩秋から真冬にかけてなので、寒いシーンが多い)

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